こんにちは。
着こなスクール主宰白杉端子(しらすぎもとこ)です。
「ワタシの似合うを知る講座」2月26日(火)、3月7日(木)募集中です。
詳しくはブログ下をご覧ください。
ファッションに必要なのは理論かセンスか?②
こんにちは。
着こなスクール主宰白杉端子(しらすぎもとこ)です。
前回アップした
ファッションに必要なのは理論かセンスか?①
が思わぬ反響でびっくり。
それにビビリ‥しばらく冬眠しておりました。
失敗から得た自分のスタイル
前回のブログで、洋服が似合わないのは痩せている私が悪いんだ!!
それなら洋服を私のバランスにあわせようではないか!!
そう意気込んで数々のお直しをしつつ、失敗を繰り返し、自分にあうバランスをみつけました。
…とほーーんの数行で済ませていましたが、そこを少し補足しますと、
スカートをウエスト8センチ、からのヒップもない私は
そのまま裾まで一気に8センチ詰めてみたり、
肩パット入りのジャケットのパットをとって
4センチくらい肩詰めしてみたり…
着たい服はとにかく直してでも着る!!笑。
すると、左右のポケットが詰める事でよりすぎて
バランスがおかしくなったり、
肩をつめたジャケットはそのぶんアームホールが小さくなるので
袖つけ部分も多少小さくなります。
ですので、きつくて動きがとりづらくなったり…
もちろんそうなるリスクはリフォーム会社の職人さんから丁寧にアドバイスいただいていまして、
「それでもいいからすすめてくださ〜い」
といって経験してみたのです。笑。
なかなかなチャレンジャーだったと今では思いますが、
自分で試している分、失敗したものも成功したお直しも
お客様のお修理ではすご〜く活かせました♪
そんなこんなで恐らく数年はすぎ、自分にあうスタイルを徐々に
つかんでいくと同時に、お客様の体型にどうあわせていけばいいか…的なことも
自然に習得していた気がします。
そして、このセレクトショップ時代に培ってきたものは他にもありました。
それは…
お客様が何を望んでいるのかが何となくわかる。
この特性…その頃は当たり前でなーーんとも思っていなかったのですが、
クレームって日常茶飯事で起きるんです。
クレームといっても大きくわけると実は2つの種類があり、商品に傷があったとか、使ったらすぐ壊れた…というような商品クレームと、最初は商品クレームだったのが、その後の対応が悪くてお客様がご立腹されるサービスクレーム。
後者の「サービスクレーム」。トラブルを起こす子は何回も起こすんですよね。
横で聞いていても、そらお客様怒るで…という事例何度も目撃しました。笑。
接客業って、お客様の感情をとらえておくこともすごく重要なので、その方の好みを探るのはもちろんなのですが、目の前の方が何に喜び、何に怒りを感じるのか…ここを察知するセンサーが非常に重要なんですよね。
よく後輩のクレーム処理もなぜか担当するケースが多く(いや、先輩のクレーム処理もかなりしたぞ。笑)、大体後輩から聞いた話と、お客様からの話にズレがあるんです。笑。
で、私がかわると、最初はお客様が何に怒っているのかさっぱりわかりません。笑。
それでもとにかく怒っているからとりあえず謝りながら、頭の中でこの人何怒ってはるんかな〜てひたすら話を聞いていると、
あ〜そこね。あなたがカチンときたところは💡
とわかるのです。
そこまできたら後は怒りポイントに焦点をあてて落ち着いていただくだけ。
実は最初はクレームからはじまり、そこから信頼いただいて顧客になっていただいかケースも多々ありました。怒りポイント、喜びポイントのセンサーがちょっと敏感なようです。笑。
これまた経験♪笑。
で、そんなクレーム処理する話がスタイリングに関係あんの??
となりますよよね?
実はスタイリングってお客様の気持ちと着る服を調和させる作業だと思うのです。
スタイリングとはその方の中と外を一致させること
フリーになって間もない頃。
継続でスタイリングに伺っている女性がいました。
その方は骨格スタイル分析で「ウェーブ」タイプがとにかくお好み。
でも実はまぎれもない「ストレート」
大好きなものだけでは残念ながらバランスが悪く、素敵✨とはならないのです。
でも、「ウェーブ」が大好きすぎて、ご自身でも「ウェーブ」だと思い込んでいらっしゃる。
私が、「あなたはストレートです」て伝えると、恐らくその場で卒倒してしまうくらい「ウェーブ」好き。
「しらすぎさん、私ウェーブですよね!?ね!?」
と毎回半ば脅しのようにワタシにすがって聞いてくるのです。笑。
私は…この際、ウェーブでもストレートでもどっちでもよく、この方がより素敵になる最短ルートはなんぞやと考えながら、
「もちろんウェーブですよ〜♪」
とまずは安心第一。
その一言だけでお客様は嬉しいのだったら表向きはどーでもいいのです。
で、す、が…
お客様が私のスタイリングでダサーーくなることだけはプライドにかけても許せない。
「ウェーブ」ですが、立体感はおありになるので、装飾は控えめにしましょーねー。
「ウェーブ」ですが、ウエスト位置がウェーブにしては腰位置高くていらっしゃるので、
ハイウエストはさけましょ〜
というように、やんわりと表現しつつ、スタイリングはこっそり&強引に「ストレート」に仕上げていきました。笑。
注 あくまでもお客様との信頼関係が築けていたからこそできたことであり、これは必ずしも正解ではありません。この方のケースではそれが最良と判断して独断で行ったことです。
でも、その中でも取り入れたい大好きなウェーブ要素の「リボン」や「ポリエステル」は
ストレートファッションにうま〜く取り入れていたのです。
そんなスタイリングをくりかえし、数ヶ月立った頃…
とうとうお客様が実は「ストレート」タイプだと知るときがくるのです。
しかも…思わぬ形で…
その③へ続く…。
書き出したら、どっぷりと自分と振り返る事になり、2回では収まらなくなってきました💦
どこまで続くのか自分でもわかりませんが、気長におつきあいいただければ嬉しいです。
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