「しょーもなさ」はどこまでも続く

こんばんは。
着こなスクールのしらすぎです。

 

今日5月5日は私の誕生日。
49歳になりました。

 

フリーでスタイリングのお仕事をはじめて
約6年。

アパレル時代も含めると
25年以上になろうとしています。

 

これだけファッション界に長くいると、
さぞかし華やかな世界が
似合うんだろうと思われがちですが、

 

実際の私は地味で根暗な部分が
沢山あります。笑。

 

来年は50歳。
もう若いとはお世辞にも言えない年齢。

軽やかに、楽しく、
好きな事を精一杯謳歌する50代に向けて、

 

この1年は気づいていなかった
おもりのようなものはどんどん
降ろしていきたいなと思っています。

 

おもりといっても全て
自分が勝手に持っていたものなんですけどね…。

 

というわけで、
私について…のブログを
思いのまま何回かにわけて書いて行きます。

 

ファッションと直接は関係ないのですが、
しょーもない私の物語に
よろしければおつきあいくださいませ。

「しょーもない」のが大嫌い

本当はやりたいのに、

「別にどっちでもいい」という人、

 

本当は腹立っているのに、

平気な顔をしている人、

 

本当は嬉しいのに、

迷惑そうな態度をとる人、

 

本当は言いたい事があるはずのに

その場にあわせたとりとめもない

どーでもいい話をする人…、

 

本当は頑張りたいのに

頑張っている人を斜めから見る人…、

 

 

私はこんな人達が
しょーもなくて大嫌いだ。

 

見ているだけで無性にイラつく。

 

「しょーもない」

 

この言葉にはいろんな解釈ができるが、

関西出身の私が感じる

「しょーもない」

 

とは

「おもしろくない」

「中途半端」

 

 

という解釈がしっくりくる。

 

 

そして、

この「しょーもない」という言葉が

ずっと私を苦しめてきた。

 

なぜならこの言葉は

まさに私の投影だから…。

 

 

 

今でこそ、
表面上は言いたい事は言うサバサバした
性格だが、

幼少期の私はすごーーく地味だった。

 

 

私と私以外の間にはいつも薄—い膜がはっていて、
なんとなくその膜を境に世界が違っているように
見えていた。

 

どこにいても、なんだかしっくりとこない。
かといって、一人が好きと自我の確立した
子供でもなく、

 

 

なんとか居場所をつくろうと、
何となく明るい子達の輪に入ろうと、
必死だったのかも知れない。

 

 

小学校3年の時。

 

モトミちゃんとミカちゃんと
3人グループだった当時、

 

モトミちゃんもミカちゃんも
明るくて活発で、私とは違い、
自己主張もしっかりできる子だった。

 

 

このふたりが、自分の立ち位置を
優位なものにすべく、
地味な私をとりあうのだ。笑。

 

 

モトミちゃんからこっそりと
交換日記しようと言われたら、
そのとおりにする。

 

ミカちゃんからこっとり遊ぼうと
いわれたら、
モトミちゃん抜きで
遊びに行く…。

 

モトミちゃんのことも
ミカちゃんのことも
正直好きではなかった。

 

ただ、何も言えない私は
いわれるがままだった。

 

 

ある日、モトミちゃんとミカちゃんの
喧嘩が勃発し、
私たち3人は担任の中野先生から呼び出された。

 

 

その場で先生が放った言葉。

 

「もとこちゃん、あんたが一番あかんわ!!」

※もとこちゃんとは私である。

 

え??何ですと??

悪いのは私??

 

 

耳を疑ったが、

先生いわく、

 

自分の意見をしっかり言わずに、

どちらにもいい顔をしている私が一番悪だというのである。

 

 

今思えば、本当にその通り。

一番中途半端なのはまぎれもなく
私だった。

 

 

そして、ふたりとも私のことが好きでとりあったけではなく、
私は単に立場争い道具にすぎなかったのだ。

 

覚えている限り、
私の「しょーもなさ」が露呈された最初の出来事であった。

 

 

その後も「しょーもない人生」は
続いていった。

 

 

しばし私の「しょーもない」話におつきあいいただきたい。

 

 

小学校6年の時、
学校に行きたくなかった。

 

いじめられているわけでもなかったが、
なんとなく行きたくなくて、

 

かといって、

「行きたくない」ということを
友達にも親にも知られたくなかったので、

 

原因不明の熱のせいにした。
もちろん本当に熱などあるわけない。

 

 

朝、体温計を脇の下でこする。

当時の体温計は水銀でできたもので、
こすると熱で体温があがるのだ。

 

 

親のみていない隙に、
力いっぱいこする。

 

体温があがりすぎると
バレるので、
体温計を振って温度さげる…・

 

こんなことの繰り返しだ。

 

そして、あるとき、
石油ストーブに体温計をあててみた。

 

 

いとも簡単に体温計の値はあがるので、
ストーブ方式は素晴らしい発見だった。

 

 

だが、ある日、
やりすぎて、
体温計が破裂して、
水銀が床にまき散ったのだ!!

 

これには非常にあせった。

 

(くれぐれも良い子は真似しないでください)

 

 

体温計もやりすぎた後は、
つかえない。

そうだ!!次は骨折方式だ!!

 

ある日工具箱の中から
とんかちを出してきて、
足の膝をカンカンうってみた。

 

何回かトライしたが、
さすがにこれは痛いだけで、
骨折どころかヒビさえ入らず

とんかち方式はあきらめた。

 

案外膝は丈夫だった。

 

 

なぜ、そこまでして休みたいのか?

 

 

今でも本当に明確な理由はない。
ただ、そこにいると
本当の自分が出せない…。

 

 

本当の自分がどういうものかも分からず、
ただただ居心地が悪かったのだ。

 

 

 

厳密にいうと、1回2回は母に
さりげなく話したかもしれない。

 

けれど、
真剣に私の話は聞いてもらえた記憶はない。

 

 

 

行きたくないなら行きたくないと
言えばいいのに、

 

不登校(当時は登校拒否という表現だった)
と思われるのが格好悪くて嫌で、
行かなくてもいい
正当な理由を作るのに必死だった。

 

 

 

成績は悪くもなく、よくもなく、
ほんとーーに普通。

 

 

姉は成績優秀。
兄は落ちこぼれ。

※おにーちゃん見てたらごめんなさい。当時は‥の話です。今はみーんなふつーです😂

 

末っ子の私は
できるできないの世界では、
突出するものが何もなく、

 

可もなく不可もなく
フツーの子。

 

 

それが強烈な
コンプレックスだった。

 

 

音楽会の楽器も
その他大勢がやる「ハーモニカ」

 

写真で見返してもどこにいるのか
わからない…そんな子供だった。

 

不謹慎だが、
もし、私が今事件をおこし、
当時のことを聞かれたら、

 

 

きっとあたりさわりなく、

「地味でふつーーのこでしたよ」

 

と言われるだろう。

 

 

ふつーの子ではだめなのだ!

 

私は何もせずとも選ばれる存在に
ずーーっと憧れていたのだ。

 

 

そんな私に
ある出来事がおきた。

 

温泉のようにぬくぬくした学校といわれていた
学力がよくも悪くもないふっつーーの県立高校に
入学した私が、

 

学際のコンテストに
ノミネートされたのだ!!

 

そのノミネート名は

 

「夏服の似合う女の子」

 

私は内心めちゃくちゃ嬉しかった。

なぜかというと、ノミネート段階とはいえ、
人生初選ばれたのだ!!

 

学園祭当日にステージにて
5人くらい壇上にあがり、
その中で優勝者が決められるのだ。

 

天にも昇るほどうれしかったはずなのに、
選ばれしものは
そんなそぶりは見せてはいけない、

 

なぜか私は仏頂面でステージにあがった。

 

私は出たくて出ているんじゃない。
選ばれたから仕方なくここに来たのよ…

 

終始そんな態度なので、
もちろん選ばれるわけもなく、

 

優勝は1つ上の笑顔溢れる先輩が選ばれた。

素直な笑顔が本当に可愛らしかった。

 

 

「選ばれる」という人生初の

体験できるチャンスを自らの
しょーもない態度で
逃してしまったのだ!!

 

 

しかも、
何個かあるノミネートの中でも
ミス○○という超花形ではなく、

 

ミスコンの中では地味な
タイトルだということも
今考えると実に微妙でしょーもない。

 

勝手に光があたる存在。
選ばれる存在。
フツーではなく、唯一無二。

 

 

そういうものに憧れていた私と
実際の私はいつも両極だった。

 

 

本当の私は

いつもしょーもない。

 

何をしてもフツー。
勉強もフツー。
起こる出来事もフツー。
環境もフツー。

 

いつか本当の私を
見つけてくれる…。

 

でも今ならわかる。

その「しょーもない、フツーの自分」こそが

本当の私で、

 

選ばれる私こそが幻だということを…。

 

ただ、その頃の私は

 

何の努力もせず、
いつか選ばれる事に
淡い期待をいだきつつ、

 

 

目標未向かいガツガツとしている人をみて

 

「何をそこまで頑張ってるの??」

 

 

と、何でも斜めにみるような
くだらない日々をその後も
過ごしていった…。

 

 

そう、
あの事件が起きるまでは…。

 

あの事件というのは、
新卒で事務をしていた
頃の許されがたい事件である…。

今思えば、
このしょーもない幼少期の
私のままではだめだ!!

 

と気づくターニングポイントに
なったこれまたしょーもなさが
炸裂した事件である。

 

続く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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